レンタルサーバーを「スターサーバー」に引っ越しました

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 レンタルサーバーを「スターサーバー」に引っ越しました。決め手になったのはコスパの良さです。キャンペーンによりハイスピードプランが3年契約で9,900円(定価の半額)になりました。ハイスピードプランの契約中はドメイン名が1つ無料になりますので実質4,140円(スタードメインの価格)分がお得になります。更に自己アフィリエイトを通せば5,000円のキャッシュバックがあり、これらを総合すると3年間実質760円でレンタルサーバーを借りることができました。条件が合えばぜひ利用したいですね。

 スターサーバーの主なスペックとしては、ストレージはSSDで、Webサーバーには「nginx」を利用しているようです。また、無料のSSL/TLS証明書「Let’s Encrypt」も簡単に設定できます。更にPHP8対応、HTTP/2対応、簡単にPHP高速化設定ができ、動作の重いWordPressも比較的ストレスなく閲覧できます。契約後に確認できたサーバー本体のスペックは、CPUが「Xeon Gold 6126」×2、RAMは256GBでした。
 ただし、SSHやSSL/TLS証明書の持ち込みには対応していませんが、レンタルサーバーの利用者においてこの点がネックになることは滅多に無いでしょう。

 サーバーの移転は少々時間がかかりました。あらかじめ「BackWPup」にてバックアップしていたファイルをFTPでアップロードします。バックアップデータをローカル上で解凍してFTPにアップロードしても良いのですが、せっかく.tar.gz形式で保存されていましたので、このままサーバーにアップロードしました。ただしスターサーバーはSSH等には対応していませんので、PHP等でスクリプトを組んでそこにアクセスし解凍してあげる必要があります。
 一方のデータベースですが、スターサーバーはMySQLをGUIで簡単に操作できる「phpMyAdmin」がセットアップされているので、バックアップしてあった.sqlファイルをWebポータルからアップロードしてインポートするだけ。ここまでの復元作業は楽々でした。
 この後の手順としては、「Search Replace DB」を使って、やはりGUIでデータベース上の変更点を一括で置換します。今回はドメイン名(FQDN)の変更は無かったので使用する必要はないかと思っていましたが、一部のプラグインはデータベース上にWebサーバー上のディレクトリ情報を書き込んでいましたので、これを書き換える必要がありました。Webサーバーのホームディレクトリのパスはスターサーバー管理画面の「サーバー基本情報」に記載されています。
 最後にwp-config.php内のデータベースに関する情報を変更します。ここでつまずいたのがMySQLのホスト名です。これまで使っていた「コアサーバー」ではlocalhostで通っていましたが、スターサーバーではlocalhostやWebサーバーのホスト名ではなく、別途DBサーバーのホスト名を指定する必要があります。この情報も「サーバー基本情報」に記載されているので要確認です
 最後にブログにアクセスして動作確認を行い、念のためにWordPressを「デバッグモード」に設定して不具合が無いか確かめます。PHPのバージョンを移行前と合わせたこともあってか、幸いプラグインにもテーマにも不具合はありませんでした。

 以上、移行時のメモを記録しておきます。